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 「令和で枯れんようにせんとねえ」。いたずらっぽく、ほほえむ顔に、歳月を重ねた華やぎが広がる。京都の師走を彩る、南座の顔見世(かおみせ)が30日、開幕する。昼の部で「仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)」の七段目にあたる「祇園一力茶屋(ぎおんいちりきぢゃや)の場」の大星由良之助(おおぼしゆらのすけ)、夜の部で孝夫時代以来23年ぶりとなる「堀川波の鼓」の小倉彦九郎を演じる、歌舞伎俳優の片岡仁左衛門さんが語った、今年の顔見世、南座の思い出――。

 「とにかく、今回は楽しみ。自分として非常に楽しんで演じさせて頂く狂言(演目)が二つ並んだ」

 楽しみの一つが、三代共演。「祇園一力茶屋の場」の由良之助は何度も演じてきた役だが、今回は、遊女お軽に息子の片岡孝太郎さん、由良之助の息子・力弥に孫の片岡千之助さんと、顔見世では昨年の「義経千本桜」に続き、同じ舞台に立つ。

 「役者の家に生まれて、この配役でやれるのは、本当にうれしいですね」と、目尻を下げる。「ただ、正直言いまして、心配なのは孫の力弥なんです。七段目の力弥は易しそうに見えて、難しいんです。芝居の技量だけでは勤まらないものがありまして……。去年は後半になったら、それなりに進歩したかなというところを見せてくれました。今回も、それを期待しているんですけれどね」

 一方、由良之助も「七段目が一…

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