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 警備会社「セコム」の社員が警備で出動した顧客宅から貴金属品を盗んだ疑いで逮捕された事件で、兵庫県警は25日、別の顧客宅でも高級腕時計を盗んだとして坂上直希容疑者(24)=1日付で懲戒解雇、窃盗罪で起訴=を窃盗容疑などで再逮捕し、発表した。

 捜査3課によると、再逮捕の容疑は、10月11日にセコムと警備契約がある尼崎市内の住宅に侵入し、高級腕時計(約90万円相当)を盗んだというもの。外出した住人から「戸締まりの状況を確認してほしい」と連絡があり、訪れたという。

 坂上容疑者は「他にも十数件の顧客宅で盗んだ」と供述しているという。だが被害届が出ているのは、逮捕容疑の2件。捜査関係者は「窓ガラスを割ったり、土足で入ったりする一般的な空き巣と違い、被害に気付いていない事件は他にあるかもしれない」と話す。

 坂上容疑者が起訴された事件で、腕時計や指輪など計4点を盗まれたという女性が被害に気付いたのは2週間後だったという。女性は朝日新聞の取材に「腕時計はどこかに忘れたと思っていたが、普段使わない結婚指輪もなくなっており、ようやく被害に気付いた」と話した。