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 江藤拓農林水産相は26日の閣議後会見で、アジアなどで猛威を振るうASF(アフリカ豚コレラ)が国内に侵入した場合に蔓延(まんえん)を防ぐため、発生農場以外の近隣農場でも未感染の豚を予防的に殺処分できるようにする法改正の検討を始めたことを明らかにした。

 ASFはCSF(豚コレラ)とは違う病気で、感染力がCSFより強く、有効なワクチンもない。中国や韓国などで広がっており、国内への侵入が懸念されている。江藤農水相は26日、「日本に上陸した時点で最終ステージという自覚を持つ必要がある。専門家の意見を聞きながら、(予防的殺処分の検討を)早急にやっていかなければならないと思っている」と述べた。今後、どの範囲で行うのかなどの検討を進める。

 現在の家畜伝染病予防法では、予防的殺処分は口蹄疫(こうていえき)に限られているため、農水省は来年の通常国会で法改正を目指す。(兼田徳幸)