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 セ・リーグの新人王はヤクルトの村上宗隆(19)が阪神の盗塁王、近本との争いを制し、高卒野手としては1988年の立浪和義内野手(中)以来の受賞となった。

 チームで唯一、全143試合に出て、高卒2年目では歴代最多の96打点を記録したほか、36本塁打は歴代最多タイだ。「全ての試合、本塁打が良い経験と自信になった」。記者会見では個人の記録はさておき、最下位だったチーム成績への悔しさをにじませた。「ファンに申し訳ない気持ちでいっぱい。来年は(本塁打を)打てるだけ打って、チームに貢献して優勝したい」。チームの主力としての自覚も出てきた。

高橋礼「今年だけで終わりたくない」

 パ・リーグ新人王に輝いたソフトバンクの高橋礼(24)は「今季は始まりから勝ち星を重ねられ、受賞へのアピールができた」と語った。

 チーム2番目の12勝(6敗)。最も印象に残った試合に、日本シリーズの第2戦で七回2死まで安打を許さなかった快投を挙げた。日本代表として参加したプレミア12でも活躍。「日本一に貢献でき、侍ジャパンでも仕事をまっとうできた。充実した1年だった」

 先発に本格的に転向して1年目。「今年だけで終わる選手にはなりたくない」と、さらなる飛躍を誓う。「アンダースローは下半身に負担がかかるが、来季は完投、完封をめざしたい」

近本「冷静に考えたら村上君」

 セ・リーグの盗塁王を獲得した阪神の近本は惜しくも新人王を逃し、新人特別賞を受賞。壇上では「残念な部分もある」と悔しさをにじませたが、「冷静に考えたら村上君のほうがはるかにすごい」とライバルをたたえた。見据えるのはすでに来季だ。「目標は2年連続の盗塁王。チームを日本一に引っ張っていく仕事をやっていきたい」