聞き手・松浦祐子
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室井佑月さん=北村玲奈撮影
作家の室井佑月さん(49)はこの夏、乳がんの手術を受けました。「美」の象徴だと考えていた豊かな胸を失い、感じたこととは?「愚かだった」と振り返る過去の自分への思いとともにうかがいました。
乳がんが分かったのは7月のこと。ひょんなことがきっかけでした。久しぶりに会った友だちと食事をして帰宅し、お風呂に入ろうと、バスタブにお湯を入れたつもりでした。栓がちょっと開いていてお湯がたまっていなかったんです。
化粧を落とし、洋服も脱いでいたので、手持ち無沙汰になってしまって、ふとその夜、友だちの知り合いが、がんで亡くなった話を思い出したんです。
自分で胸を触ってみると、右胸にしこりがあるような感じがしたのです。
すぐに近くに住む友だちに電話…
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朝日新聞社会部