3人制バスケ、代表は個性派ぞろい 東京五輪で正式種目

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河野正樹松本麻美
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 2020年東京五輪で初めて採用種目となる3人制バスケットボール。開催国枠で出場する日本男子はメダル獲得に挑み、日本女子は来春の予選で本番の切符をめざす。新しい歴史を刻もうとする選手たちは個性派ぞろいだ。河野正樹松本麻美

驚異的ハイジャンプ、日本でも

 8月に突如、日本代表候補に選ばれた。5人制のB1大阪に所属するブラウン・アイラ(37)にとって、3人制で挑戦する東京五輪は異色のスポーツ人生の集大成となりそうだ。

 元プロ野球投手だった。

 米国出身。高校卒業後に大リーグロイヤルズからドラフト指名された。最速154キロの速球を誇り、マイナーや独立リーグで5年間プレーしたが、大リーガーにはなれず引退。高校時代に並行してプレーしていたバスケットを再開し、八村塁も所属したゴンザガ大、メキシコのチームなどを経て日本にやってきた。

 2011年、5人制のbjリーグ富山(当時)へ。16年に日本国籍を取得し、5人制の日本代表経験もある。一方、国籍取得前には3人制の世界選手権(現ワールドカップ)に米国代表として出場した。その実績に注目した日本協会から要請を受け、「5人制の日本代表で素晴らしい経験ができた。3人制でも貢献できれば」と快諾した。

 193センチの身長はバスケット界では決して高くない。それでも、驚異的なジャンプ力と体重105キロの分厚い体でインサイドでのプレーを得意とする。他の日本代表候補にない持ち味だ。「リバウンドにインサイドの強さ。日本にないものをもたらすことができると思う」と自信を見せる。

 「オリンピアンになれるチャンスなんて、なかなかない。日本にメダルをもたらせるようにチャレンジしたい」

強い意志、経験豊富な第1人者

 「この競技が生まれた頃から携わっている。日本を引っ張ってきた自負、プライドがある」。3人制の国内第一人者であり続けてきたのが落合知也(32)だ。

 5人制の強豪、茨城・土浦日大高から法大に進み、卒業後、3人制の世界へ。当時はまだ競技環境が整っておらず、屋外のコンクリートコートでどしゃ降りの雨の中、試合をした。「五輪種目入りのうわさは聞いていたが『本当に大丈夫か?』って感じだった」と笑う。

 2016~18年にB1栃木(現宇都宮)、現在はB2越谷に所属し、5人制でも技術を磨く。ただ、3人制はハーフコートで試合時間は10分。ボールの大きさや反則の基準も異なる。「5人制と3人制はまったく違う競技。国際大会で経験を積んで慣れることが大事」

 そう話す自身は国際大会の経験が豊富だ。13年のワールドツアー東京大会準優勝などの実績を持つ。身長195センチながら、五輪を見据え、2メートル超の屈強な外国選手に当たり負けしないように、昨年から体重を5キロ増やした。今年9月の国際大会では世界ランク4位の米国チームから勝利を挙げるなど手応えを感じている。

 「五輪に出場できる選手はほ…

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