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 日本とタイの訪問を終えたローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が26日夕(日本時間27日未明)、バチカンに帰国した。教皇は帰路の教皇特別機中で記者会見し、原子力発電について「安全が保障されない限り、核エネルギーは使うべきではない」と述べた。「重大な決断が必要」と語った訪日中の発言よりも、さらに強い言葉で原子力エネルギー政策の見直しを全世界に訴えた。

 約13億人の信者がいるローマ・カトリック教会の頂点に立つ教皇は、25日に東京電力福島第一原発事故の避難者らと都内で面会した際、「将来のエネルギー源について、勇気ある重大な決断が必要だ」と演説していた。帰路の会見では「個人的な考え」としながらも、より強い言葉を使って原子力発電のあり方に踏み込んだ形だ。

 教皇はチェルノブイリや福島の原発事故を念頭に「原発は数十年おきに事故を起こし、甚大な被害をもたらしている」と指摘。「核エネルギーには議論があるが、いまだに安全性が保障されておらず、限界がある」と述べた。

 教皇は23日に訪日し、被爆地…

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