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 「就職氷河期世代」とされる30代半ばから40代半ばの人たちについて、千葉県鎌ケ谷市は、正規職員の採用枠を新設することを決めた。専門職が対象で、第1弾は来年4月入庁の土木職を若干名採用する。

 年内に要項を固め、年明けに募集を始める。これを踏まえ、第2弾の2021年春入庁者の採用では、保育士、保健師などの資格をもつ人にも広げる考えだ。

 同市の正規職員は約730人で、例年35人前後を新規採用しているが、これまでは年齢制限を設けて原則35歳までとしてきた。清水聖士市長は「千葉県内では初の試み。こうした動きが広がればいい」。北村真一副市長は「意欲のある人、埋もれた人材の発掘につながれば、市としてもプラスになる」と話す。

 千葉県北西部、船橋市の北隣に位置する同市の人口は約10万9千人。東京への通勤者も多く、プロ野球・北海道日本ハムファイターズの2軍本拠地が市内に置かれている。

 氷河期世代の採用をめぐっては、兵庫県宝塚市が今月、40~45歳の4人が試験に合格したと発表。同県三田市、和歌山県、茨城県境町などでも採用の動きがある。安倍晋三首相は、国家公務員でも採用する考えを表明している。(長屋護)