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ワコールホールディングス 安原弘展社長に聞く

 下着大手のワコールホールディングスが、バストをセルフで自動計測できる「3Dボディスキャナー」の導入を進めている。2021年度までに直営店や百貨店に100台設置するのが目標という。安原弘展社長にねらいを聞いた。

 東京・表参道に今年5月オープンした直営店に3Dボディスキャナーを置きました。(買わずに)サイズを測るだけでもいいですよ、ということで始めました。

 場所柄、比較的若い人が来るということもあり、商品を買った人のうち、初めてワコールを買った人が60%でした。この数字は想定よりちょっと多いかなという気はするけど、うれしい。僕らのねらいはそこだったので。

 これまでのアンケートでは、売り場に行きづらいという人がたくさんいました。その人たちは、「お店に行ってサイズを測る」イコール「商品を買う」ことだと思っている。測るだけでもいいですよと言っても、お店ではなかなか一線を越えられない。自分で測れるようにすれば、まずは測ってみようという人が出てくるのではないでしょうか。

 一方で、7割近い人がサイズの正しくない下着を着けているという当社の調査結果もあります。もう一回原点に返って、まずは正しいサイズの下着を選んでいただく。そのためには自分のサイズを知っていただく必要があります。ストレスがない方法を試行錯誤したら、これでした。

 我々が掲げる「オムニチャネル」(実店舗とネットの連携)は、いつでも、どこでも、だれでも、ものを買うことができる状態のことだと思います。3Dボディスキャナーが広まれば、商品を選んだ後に家に帰ってネットで買うなど、お客様の自由度が高まり、選択の幅も広がると思います。(聞き手・大川洋輔)