【動画】相鉄、悲願の都心乗り入れ=西畑志朗撮影
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 相模鉄道とJR線の相互直通運転が30日早朝に始まった。横浜市中心部と神奈川県央部を結ぶ相鉄は首都圏の大手私鉄では唯一、東京都心へ乗り入れておらず、都心直通は「悲願」だった。相鉄線の海老名駅(同県海老名市)では、新宿に直通する一番列車の出発式が開かれ、大勢の鉄道ファンらが詰めかけた。

 相鉄とJRは、相鉄線の西谷(にしや)(横浜市保土ケ谷区)と、この日開業した羽沢横浜国大(はざわよこはまこくだい)(同市神奈川区)両駅の間に新たに設けた約2・7キロの連絡線経由で直通する。海老名発の直通列車は新駅を経てJR線に乗り入れ、武蔵小杉、渋谷などを経て新宿に向かう。

 海老名と新宿を結ぶ列車は1日46往復(92本)運転し、両駅を最速58分、二俣川(横浜市旭区)と新宿を最速44分で結ぶ。朝のラッシュ時は1時間に4本走らせ、一部は大宮方面に向かう。

 午前5時18分に始まった出発式では、相鉄の千原広司社長が「直通線開業により、沿線地域の交通ネットワークが大きく強化され、都心までのアクセスが格段に向上する」とあいさつした。千原社長やJR東日本横浜支社の広川隆支社長、海老名市の内野優市長らがテープカットをした。

 同37分、相鉄が直通用として新たに導入した「12000系」の新宿方面行き一番列車が入線した。ホームには相鉄のキャラクター「そうにゃん」も登場。ネイビーブルーの車体との記念撮影があった。大勢の鉄道ファンがカメラを向ける中、列車は同43分に駅を出発した。

 相鉄は2022年度下期には、東急東横線、目黒線との直通運転も予定している。羽沢横浜国大から新横浜を経て、日吉で東急線につながる連絡線(約10キロ)を通す計画だ。(高野真吾)

【動画】相模鉄道とJR東日本が11月30日から相互直通運転を始める。初の他社との乗り入れで、海老名や二俣川などから新宿へ1本で行けるようになる