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 英ロンドン近郊で10月、トラックのコンテナから遺体で見つかったベトナム人39人のうち、16人の遺体が27日朝、ハノイの空港に到着した。いずれも多くの犠牲者を出した北中部3省の出身。遺体は車に移され、それぞれの出身地へと向かった。

 フック首相は27日、亡くなった人たちと遺族に哀悼の意を表明し、「警察と関係部局は英国の当局と連携し、責任者を厳しく罰する」と述べた。

 亡くなった人たちは、コンテナで英国に密入国を試み、失敗したとみられている。現地報道によると、今回の事件ではこれまで英国で7人が逮捕され、ベトナムでもゲアン、ハティン両省で計11人が「人身売買」に関わったとして逮捕されている。

 英国の警察発表によると、犠牲者の出身地はゲアン省が21人、ハティン省が10人、クアンビン省が3人と、収入の良い仕事が少ない北中部が大半を占めていた。年齢別には最年少の15歳をふくむ10代が10人、20代が14人、30代が13人、40代が2人だった。(ハノイ=鈴木暁子)