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 その泳ぎを見ていたら、「ウサギとカメ」の童話が思い浮かんだ。

 7月の水泳世界選手権の男子個人メドレーで2冠を果たし、東京五輪出場が内定した瀬戸大也(25)=ANA。11月24日の競技会で、200メートルの自己ベストを0秒16更新した。笑顔で「ビビっている」。元の記録は世界選手権で出した。「かなりのタイムだったので更新が一番難しいと思っていた」。いまの時期は来年を見据えた鍛錬期で、コンディションを整えずに臨んだレースだった。

 かつての瀬戸は「ウサギ」だった。練習が嫌いで、誘われれば練習の前夜でも家を抜け出した。体調が少しでも悪いと感じれば、プールに近づきもしなかった。それでも、大舞台に強かった。400メートルでは2013年、15年と世界選手権を連覇し、16年リオデジャネイロ五輪への出場を1年前に内定させた。

 そんな自分を過信していた。「勢いで戦えるだろう、と。甘かった」。自身初の五輪だったリオでは銅メダル。金メダルには届かなかった。

 これを境に変わった。練習を休…

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