[PR]

 塩谷町が国の地方創生推進交付金を活用して2016年度から進めてきた地元の農産物を加工販売する「6次産業化事業」が中止になった。18年度の売り上げは目標の200万円に対し、わずか約7万円。1300万円を超える不適切な支出も明らかになり、国に交付金を返還する。

 6次産業化事業は4年間の計画で、JAしおのやに委託された。地元特産品を原料に、年に1品の商品開発を目標にしていた。18年度までの3年間にJAに支払われた委託費は約3900万円。だが、実際に商品化されたのは豆乳を使ったヨーグルト「塩谷豆潤(まめのうるおい)」1品だけだった。売り上げも3年間で約7万円しかなかった。

 町の定期監査で「費用対効果が低すぎる」と指摘されて、ずさんな事業計画が表面化した。JAから別の会社に再委託され、さらに別の企業に再々委託されるなど、不透明な事業の流れも明らかになった。

 町は11月下旬にあった町議会…

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら