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 広島県尾道市瀬戸田町の平山郁夫美術館で開催中の「世界遺産 敦煌(とんこう)」展で展示されている東京芸術大学制作の「スーパークローン文化財」が、来年4月15日まで引き続き見られることになった。中国・敦煌莫高窟(ばっこうくつ)の石窟を原寸大で再現した展示が予想を上回る人気となり、美術館が貸し出し延長を要望。大学側が快諾した。

 敦煌莫高窟はシルクロードを代表する仏教遺跡。「砂漠の大画廊」と称される石窟群の中で、「美人菩薩」として特に有名な壁画がある「第57窟」を再現したのが、今回の展示の目玉となっている「スーパークローン文化財」だ。7世紀ごろに描かれた壁画を忠実に再現し、仏像を制作当初の姿に復元している。

 現地では非公開の石窟を、同館では間近に見ることができる。撮影も可能(フラッシュ不可)とあって多くの来場者がカメラを向ける。鑑賞用の懐中電灯も置かれ、石窟内で壁画を照らすと、菩薩の頭上を飾る金の宝冠などが鮮やかに浮かび上がる。幸野昌賢(こうのまさかた)学芸員は「唐の時代に迷い込んだような体験もできて人気を集めているようだ」と話す。

 平日も普段の日曜日並みの来場…

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