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 北九州市でひと月にわたり行われた平成中村座の小倉城公演が26日夜、千秋楽を迎えた。舞台を彩った小倉祇園太鼓が、最後もその音を響かせた。そして、出演者全員による「小倉えびす締め」で大団円。主演の中村勘九郎さんは、共演した小倉の町衆たちとの絆を「一生の縁」と言う。

 「お客様のご多幸と平成中村座のますますの発展を祈念し、商売繁盛!」。楽日の夜の「カーテンコール」で音頭を取ったのは、小倉祇園太鼓保存振興会の新井章太さん(43)。「ヨイヨイヤー」の掛け声で勘九郎さんや弟の七之助さん、中村獅童さんら役者一同が両手を高々とかざす。万雷の拍手のなか、最後の舞台の幕が下りた。

 小倉藩のお家騒動に題を取った夜の部「小笠原騒動」に、振興会のメンバーは初日の11月1日から連日出演した。出し物の中盤で芝居が止まり、花道で太鼓と鉦(かね)を3分にわたって鳴らす場面と、終盤の「立ち回り」を盛り上げる演奏と、それぞれ重要な役回り。6グループが交代で演じた。

 何度も舞台に立った日高洋平さん(38)は「太鼓の出来で劇場の空気が変わる」と感じた。「中村座の方から『舞台の仲間』と言ってもらった。我々もプライドをかけて務めたので、うれしかった」と話す。

 楽日のえびす締めの前には特別な趣向として、江戸時代の「担ぎ太鼓」で華を添えた。前夜の打ち上げの席に太鼓の出演者らも加わって披露したところ「明日、それやろう」と急きょ決まった。

 「米町1丁目」の町内グループは武内鼓拍(こはく)君(16)、鼓空(こくう)君(13)、椿季(つばき)ちゃん(9)の兄妹と父母の一家が中心だった。初日は緊張で頭が真っ白になったという椿季ちゃんは、志願して臨んだ翌日は素晴らしい演技。舞台後に勘九郎さんから「よっ、天才少女」と声を掛けられたという。

 今年400周年を迎えた小倉祇園太鼓。

 勘九郎さんは「親がやっている…

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