拡大する写真・図版 2009年1月の民主党大会。壇上で自分の肩をもんでみせる小沢一郎代表。右は側近だった輿石東代表代行。この年の9月に政権交代を成し遂げた(肩書はいずれも当時)

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 国民民主党の小沢一郎衆院議員は27日夜、旧民主党で幹事長を務めた輿石東・元参院副議長と東京都内で会談した。小沢氏は立憲民主党と国民の年内合流を主張しており、野党の参院議員らに影響力を持つ輿石氏との間で、合流の可否や野党共闘のあり方について意見交換したものとみられる。

 会談は小沢氏側の呼び掛け。小沢氏は年明けの衆院解散・総選挙を見据え、立憲、国民両党の党首らに早期合流を呼びかけている。ただ、輿石氏は合流には丁寧な手続きが必要との立場から、年内の合流には慎重とされ、会談ではこうした意見も伝えたとみられる。

 立憲と国民の間には、特に参院側で、今夏の参院選で候補者が競合した経緯などからあつれきがある。野党統一会派結成後も別々に議員総会を開いており、「現状では合流は難しい」(参院国民幹部)との見方が出ている。

 社会党出身の輿石氏は2006年に民主党参院議員会長に就任。党内の旧社会党系グループの中心で、政権交代前に代表を務めるなどした小沢氏の信頼も厚かった。民主党政権では党幹事長を務め、13年に参院副議長に就任。16年に政界を引退した。現在は立憲の山梨県連最高顧問を務め、枝野幸男代表から相談を受けるなど、引退後も影響力を維持している。