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 政府への抗議デモが続く香港。11月24日の区議会選挙について、公正な選挙の実施を危ぶんだ団体の要請で、日本から唯一、民間の国際選挙監視団に参加したのが、伊勢崎賢治・東京外国語大大学院教授。国連PKO幹部などを経てアフガニスタンで武装解除を担当した経験をもつ。那覇市で朝日新聞などの取材に応じた。

 ――どのような経緯で参加したのでしょうか。

 香港のNGOから、メールで参加要請があった。メンバーは豪州や英国などの人権派議員や弁護士ばかり。19人が三つに分かれて投票所を回った。政府が投票所を閉鎖することも懸念していたが、驚くほど平和裏に行われた。「国際社会の目が入っているぞ」というメッセージを送ることはできたと思う。

 ――実際の選挙の様子は。

 異様だったのは、投票所の運営ルールが統一されておらず、場所によってバラバラで、カメラをつけた武装警官が投票所内にいる所もあったこと。非常事態宣言も出ていないのに、警察が中立性を失い、警察官が行動基準に縛られず個人裁量で動いている異常な状況だった。一方で若者は、シンボルの黒シャツを誰も着ずに投票所に足を運んだ。彼らはSNSで瞬時に情報を共有し、非常に計画的に動員している。「自由が欲しい」という一つの目的のために、全ての違いを超えてつながっていた。

 ――「暴徒化する若者」とも言われています。

 彼らを暴徒と呼ぶのは絶対におかしい。人口700万人のうち200万人が参加するデモが、あれだけ長期間続けば、普通は「内戦」と呼ぶ。だけど彼らは誰も殺していない。中国というスーパーパワーを相手に、民主主義と自由を求めて見たこともない規模のデモを続けている。偉大だと思う。

 ――民主派圧勝で香港の状況は…

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