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 国内外で39の音楽コンクールに出場し、全て1位――。東京都渋谷区の慶応義塾幼稚舎2年、吉村妃鞠(ひまり)さん(8)の夢は「世界中の人に音楽を届けること」だ。超絶技巧で知られるパガニーニの難曲を弾きこなす技術と、堂々とした立ち振る舞いで、国内外の音楽ファンを魅了している。

 父は作曲家、母はバイオリニストという環境で、2歳半の頃にバイオリンを始めた。「お母さんが子どもの頃に使っていたバイオリンで遊んでいました」

 周りが驚くほどバイオリンに夢中になり、国内外で著名な指導者にも師事をあおぐなどして腕を磨いた。4歳でコンクールに出場し、6歳でオーケストラと共演。これまでオーストリアやウクライナなど様々な国で演奏している。本人は「演奏前は緊張するけど、演奏している時は集中しています」とはにかむ。

 今月には、ロシア・モスクワで開催された「第20回シェルクンチク国際音楽コンクール」の14歳以下の部に最年少で出場し、第1位に輝いた。

 バイオリンを演奏するときは、曲のイメージをふくらませる。「パガニーニの『ラ・カンパネラ』は鐘が鳴ってバレリーナが踊っている様子を、サラサーテの『ツィゴイネルワイゼン』の悲しい曲調のところでは、ライオンに食べられたシマウマの赤ちゃんをお母さんが探す場面を思い浮かべます」

 平日の練習は3、4時間。「休みの日は頑張って6時間くらい練習します」。学校でもプロ意識がかいまみえる。「いま学校でドッジボールがはやっています。でも指をけがしたらいけないので、ボールに触らないよう逃げながら、みんなと遊んでいます」

 「負けず嫌い」が原動力だ。「…

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