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 伝統の早明戦が熱い。ラグビー関東大学対抗戦で優勝をかけた早大と明大の対戦は25年ぶりの全勝対決となり、12月1日午後2時に東京・秩父宮ラグビー場で行われる。ワールドカップ(W杯)日本大会でラグビーが脚光を浴びる中、かつて国立競技場に6万人以上を集めた人気カードが、近年になく盛り上がっている。(森田博志、能田英二)

 早大と明大のしのぎ合いは、下馬評を覆す戦いが人気を高めてきた。25年前の全勝対決、1994年の対抗戦もそんな一戦。早大の監督は、91年W杯で日本代表を率いた故・宿沢広朗さん。慶大に80―10で圧勝するなど順調に白星を重ね、宿沢さんの存在もあり、早大有利と見られていた。

 当時の明大主将、南條賢太さん(47)は「原点に戻り『どんどん前に行こう』という感じだった」。この年の秋に故・北島忠治監督が入院したことも選手をかき立てた。結果は明大が早大をノートライに封じ、34―15で快勝。チーム初の対抗戦5連覇を達成した。

 南條さんは神戸製鋼などで活躍した後、故郷の「ラグビーのまち東大阪」アドバイザーとして普及に携わる。「お客さんが(当時の舞台だった)国立競技場に集まり、試合が終われば新宿で飲むというのが風物詩だった。(全勝対決が)25年もなかったなんて」と驚く。2年前に妻を亡くした。「『ラグビーにもこんな時代があった』と言っても、妻は映像でしか知らなかった。W杯と早明戦を一緒に見たかった」

 81年の全勝対決は、逆に不利と言われた早大が勝った代表例。名将の故・大西鉄之祐監督が現場に復帰し、重量FWの明大に一度もリードを許さず21―15で競り勝って「大西マジック」と呼ばれた。この時、明大のナンバー8として活躍した河瀬泰治さん(60)の息子、諒介(20、2年)は今、早大のFBを担う。

昨季の大学王者・明大に挑む早大

 さて、今季はどうか。明大は昨季、22大会ぶりに全国大学選手権を制したメンバーが残り、大学屈指の攻撃力を誇る。その「王者」に、競り合いに強い早大が挑む構図となりそうだ。

 明大FWはモールなどの密集戦…

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