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 菅義偉官房長官は29日午前の閣議後会見で、2014年に消費者庁の行政指導を受けたジャパンライフの山口隆祥会長(当時)のもとに、翌15年の桜を見る会の招待状と受付票が届いたとされる問題などを問われた。主な内容は次の通り。

 ――桜を見る会の推薦枠などをめぐって、野党が今日の国会審議に応じていない。首相や長官の説明、要求した資料の開示がない限り、審議に応じないとのことだが受け止めを。

 「国会のことはいつも申し上げているが、国会で決めることだ」

 ――説明は十分にできているとの認識か。

 「分かりうる限りの説明はさせていただいている」

 ――ジャパンライフ会長への招待状などの問題では、招待状などが利用され、同社の顧客の信用獲得に利用されていた疑いがある。政府が個人情報を理由に確認を避けることに違和感があるが、把握している事実関係と責任は。

 「繰り返しになるが、桜を見る会の招待者については招待されたかどうかも含めて、個人に関する情報であり、出席者名をお答えすることは控えたい」

 ――野党が内閣府の資料にあった招待区分の番号「60」が首相の推薦枠だったのではと追及している。関連資料がないにしても、当時の担当者らへの聞き取りなど調べる方法はあるのでは。

 「ご指摘の番号は招待状の発送を効率的に行うために付しているものであり、会の終了をもって使用目的を終えており、これらの情報は保有していない。(平成)27年当時のことで、時間も経っているのでなかなか難しいと思う」

 ――ジャパンライフの元会長は、長官の推薦だった可能性は。

 「まったく承知していない」

 ――聞き取りが難しいのであれば、長官が公表した首相枠1千人など今年の招待者の内訳の信頼性が揺らぐ自体になりかねない。

 「招待者名簿が破棄されており、正確な人数を把握できない。その中で国会から強い要請が政府にあり、答えるために私が関係者から聞き取りを行い、おおよその招待者数を公表した。あくまで概数だが、責任をもって国会に報告したものだ」

 ――首相の推薦枠かどうかも国会の強い要請があるが、聞き取りを行わないのはなぜか。

 「いま言われたものは(平成)27年当時のこと。時間も経っており、答えることは難しいと思う」

 ――この招待区分が明らかになることは政権にとって都合が悪いのか。

 「それは全くありません」

 ――(招待者名簿の電子データが復元できないとする)28日の長官会見後に事務方に問い合わせたが、特段、廃棄以降の復元はできないといったルールはなかった。長官が判断されれば(復元の)措置をとれると思うが。

 「詳細はわかりませんが、事務方に問い合わせたところ復元できないと。そういうことだった」

 ――復元できない技術的理由があるのかないのかを把握し、説明する考えはないのか。

 「詳細は承知していないが、復元はできないと聞いている」

 ――森友学園の問題では、破棄した文書を特捜部が復元させている。ハードディスクまで内閣府は破棄したのか。

 「詳細については承知していないが、復元することはできないと報告を受けている」