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 首相主催の「桜を見る会」に、オーナー商法で2014年に行政指導を受けたジャパンライフの当時の会長が招待されたのは首相推薦枠だったのか。政府は29日、首相推薦枠を示すのではないかと野党側が指摘する「60」という数字が記載された文書が、政府のものであることを認めた。

 共産党が入手したこの文書は、15年に民間業者に示した招待状の封入作業の仕様書。「総理、長官等推薦者」の招待区分として「60~63」の数字が記載され、「国会議員(10)」「与党推薦者(64、65)」などと区別されている。

 共産党が別途入手した資料によると、15年の桜を見る会について、ジャパンライフの元会長宛ての招待状の受付票番号の最初の2ケタが「60」だった。このことなどから、野党側は「60」は安倍晋三首相の推薦枠である可能性が高いと追及してきた。

 政府は前日の28日まで、首相推薦枠を思わせる「60」の数字について「どうやって割り振ったのか今となってはよく分からない」と説明を拒否していた。しかし、29日午後の参院行政監視委員会の理事懇談会で、文書について「内閣府が出した資料に間違いない」と認めた。

 ただ、同日夕方に開かれた野党の追及本部の会合では、野党議員が「『60』は首相または安倍昭恵夫人の推薦なのでは」とただしたが、内閣府の担当者は「名簿を廃棄しているので、どういった区分か確かめるすべがない」と説明。菅義偉官房長官も29日の記者会見で「番号は招待状の発送を効率的に行うために付しているもの」と説明。首相の推薦枠かどうかについては「現時点でこれらの情報は保有をしていない」と従来の説明を繰り返した。

 この日の国会では、政府の対応…

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