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 和歌山県指定無形民俗文化財の「ねんねこ祭り」が1日朝、串本町田原の木葉(このは)神社であった。おひつを頭に載せた巫女(みこ)や神職らの行列が境内を練り歩く「朝日遥拝(ようはい)行列」や「子守神事」などを通して、地域の子孫繁栄や五穀豊穣(ほうじょう)を願った。

 数百年続いているとされる行事。約30人の行列は神職の鈴の一振りの音にあわせて一歩ずつ進むのがしきたりで、午前7時に社殿を出発すると、約100メートル先の遥拝所まで約1時間をかけてゆっくりと歩いた。

 少子化が進むなか、今年は先頭を歩く「御飯持ち巫女」を、氏子の孫という縁で近隣地区にある町立古座小学校2年の矢口紅朱(くれあ)さん(8)が務めた。矢口さんは「同じ巫女を経験したお母さんから『疲れた』と聞いたけど、頑張る」と言いながら、真剣な表情で歩み出していた。(東孝司)