拡大する写真・図版 1944(昭和19)年12月7日に起きた昭和東南海地震の震度の分布図(名古屋大学減災連携研究センターの武村雅之客員教授提供)

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 75年前の1944(昭和19)年12月7日に起き、東海地方に被害をもたらした昭和東南海地震による各地の震度分布を、名古屋大のチームが改めて整理した。チームは「その地域の揺れやすさを示している。揺れが大きかった地域は(今後の大地震への)注意が必要だ」としている。震度7相当の地域があると推定されてきたが、愛知県の西尾市、静岡県の菊川市と袋井市の3カ所で「震度7」だったという。

 当時は戦時中で、地震の情報は広く伝えられなかったとされるが、チームによると、名古屋帝国大と名古屋地方気象台、中央気象台、東京帝国大の地震研究所などの研究者がそれぞれ現地を調査し、三つの報告書をまとめていたという。チームはそれらの報告書や先行研究などをもとに、住宅の壊れ具合から各地域の推定震度を導き出した。

 震度7だったのは、岡崎平野にある愛知県西尾市付近、静岡県の菊川市付近と袋井市付近。いずれも河川がある地域で、泥質のやわらかい堆積(たいせき)物の積み重なりで揺れが大きくなったと考えられるという。また、埋め立て地のある名古屋市の南区や港区でも震度6弱程度の揺れがあったという。

 一方で三重県側は揺れのほか、…

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