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 レバノンやイラク、イランの中東各国で、若者たちによる反政府デモが相次いでいる。背後に共通するのは、若者たちの絶望や怒りだ。高い失業率で仕事が見つからず、未来に希望を持てない20代前後の若者たち。既存の政治体制に向けられた抗議行動が政治を動かしつつある状況は、2010~12年に広がった民主化運動「アラブの春」を思い起こさせる。

デモ参加、表情明るく

 「私、先月まで本気でこの国を出ていこうと思っていたんです」

 大規模な反政府デモが続く中東レバノン。11月、首都ベイルートで反政府デモに参加したフェイ・ヘシメさん(28)は、そんなやり場のない思いを口にした。

 仕事が見つからずに絶望し、不満を募らせる。この国のどこにでもいる若者の一人だ。それでも、デモに参加してから少し希望が見えてきたという。

 「最近、親に言われるんです。表情が明るくなったって」

 ヘシメさんはパリの大学でファッションを学び、4年前にレバノンに帰国した。だが、就職先が見つからず、希望しない職種やアルバイトなどを渡り歩いている。レバノンでは大学を卒業しても就職できない若者が多く、海外への頭脳流出が相次ぎ、若者たちの不満が膨らんできた。

 国の未来や若者を無視するかのように、政治家らは自らの利益に走って腐敗が進んでいる。ヘシメさんは将来への希望が見えないまま、友人と飲み歩いては不満をぶちまけ、現実を忘れる日々を過ごしていたという。それが今回のデモで一変した。

 「この国で人々が権利を求めて…

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