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 「自分は何年かかっても立ち直り、薬物依存の人たちに道が開かれる。その力になりたい」。2016年に覚醒剤取締法違反で有罪判決を受け、今年6月のインタビューで社会復帰に向けて意欲を語った元プロ野球選手の清原和博さん(52)が30日、その第一歩を踏み出した。プロ選手としてプレーした神宮球場でユニホームに袖を通し、「監督デビュー」を果たした。

 球場に清原和博の名前が響き渡った。詰めかけたファンから「お帰り、キヨ」「待ってたぞ」とかけ声が飛んだ。西武時代につけていた背番号3のユニホームに身を包み、清原さんはグラウンドに足を踏み入れた。「またファンに応援をしていただけたのがうれしかった。若い選手とベンチにも入って野球もさせてもらえた。宝物のような一日だった」

 清原さんが監督を務めたのは、国内外のプロ、アマの野球選手を対象にした「ワールド・トライアウト2019」。日本野球機構(NPB)が主催する戦力外選手を対象とした12球団トライアウトとは異なり、スポーツ興行などを手がける民間企業の「ワールドトライアウト」が主催する。招待した海外スカウトたちに選手のプレーを見てもらい、契約に至るまでの挑戦をサポートする。

 「挑戦」を理念に掲げる同社が、どん底からはい上がろうとする清原氏の姿と重なる、と監督を打診。自身は執行猶予中の身ではあったが、「目標や夢、希望を持つことも大事。前を向いていく」との思いもあって、就任を決断した。

 08年の現役引退後は「(日々…

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