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 独メルセデス・ベンツを傘下に持つダイムラーは29日、2022年末までに世界規模で人員削減を実施することで従業員代表と合意したと発表した。ロイター通信は、削減人数は少なくとも1万人に及ぶことを同社の人事担当役員が示唆したと報じている。

 今後、詳細を従業員代表と詰める。自然減に加えてドイツ国内では希望退職を募る方針。同社は22年末までに約14億ユーロ(約1700億円)の人件費削減を目指すとしており、すでに経営層の人員を10%減らす考えも明らかにしていた。

 同社は声明で「自動車産業は歴史的な変革期にある」と述べた。電気自動車(EV)や自動運転技術などへの投資資金を確保するため、コストを見直す動きは独メーカーで広がる。26日には、独アウディが25年までに全従業員の1割にあたる約9500人を削減すると発表していた。(ロンドン=和気真也)