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 南米ボリビアの暫定政権は30日、メキシコとスペインの外交官を国外追放すると発表した。メキシコ大使公邸には、亡命したモラレス大統領の側近らがかくまわれており、メキシコ政府が「ボリビア警察が過剰な監視をしている」として反発していた。

 国外退去が命じられたのは、在ボリビアのメキシコ大使と、スペインの商務官と領事。ボリビア外務省によると、スペインの外交官2人は、メキシコ大使公邸を訪問しようとし、ボリビア警察に阻まれたという。

 今回の国外追放を受け、メキシコ政府は抗議声明を発表。また、スペイン政府は、在スペインのボリビア外交官3人に72時間以内の国外退去を命じる対抗措置を決めた。

 ボリビアでは、10月の大統領選でモラレス大統領が4選を決めたが、不正開票疑惑から大規模な抗議を招き、メキシコに亡命。元高官らもメキシコ大使公邸などに逃げ込んだことから、外交関係が悪化していた。(サンパウロ=岡田玄)