拡大する写真・図版 作家の温又柔さん。自分の作品について「ぜんぶ名前小説なんです」と語る=東京都港区、越田省吾撮影

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 台湾出身で3歳で日本に移り住んだ作家の温又柔(おんゆうじゅう)さん(39)は、自身の作品を「ぜんぶ名前小説なんです」と語る。日本では普通でない自分の名前が、物語を生み出すきっかけとなった。

 温又柔さんは10歳の頃、落書き帳に、学校や家での日常を物語として書き始めた。主人公は「ゆうこ」や「ゆみ」。自分と同じ「ゆ」がつく、かわいい名前に憧れた。「私も、もっと普通の名前だったらよかったのに」

 台湾人の両親のもと、台北で生まれた。又柔の名をつけたのは父だ。中国語でウェン・ヨウロウと読み、「温柔(ウェンロウ)」は優しいという意味。台湾ではみんなが「いい名前」とほめてくれた。

 父の仕事のため、3歳で東京へ引っ越した。幼稚園に入る時、日本の子になじめるよう、両親が名前の日本語読みを「ゆうじゅう」と決めた。友達も違和感なく「ゆうじゅうちゃん」と呼んでくれた。

 名乗るたび、「えっ、何人(な…

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