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 反政府運動が続く香港で、大みそかの31日も抗議デモが行われた。年末恒例となっているビクトリア湾の年越し花火大会は中止され、警察は警備態勢を大幅に強化している。元日も大規模なデモ行進が呼びかけられており、抗議デモは1月以降も継続する見通し。

 香港島中心部の中環(セントラル)では31日、数十人の市民が集結し、香港政府に対し、普通選挙の導入などの五大要求を受け入れるよう訴えた。祖母(78)と参加した小学6年生の少女(11)は「香港の若者は今後も自分の信念を堅持して、政府に対抗し続ける」と話した。

 香港メディアによると、花火大会は例年、数十万人規模の人出で混雑するため、警察が安全確保を理由に実施に反対し、中止が決定した。また警察は6千人超の警察官を動員して元日のデモ行進などの警戒にあたるとしており、物々しい年明けとなりそうだ。(香港=益満雄一郎)