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 ドイツ・シュツットガルトで昨年10月に開かれた体操の世界選手権。あん馬で一人の高校生が、長い手足を生かしたダイナミックな演技を披露し、会場を沸かせた。

 市立船橋高校3年の橋本大輝選手(18)。男子団体の予選では、あん馬、跳馬、鉄棒、ゆかでチームトップの得点をたたき出し、日本の銅メダル獲得に貢献した。

 「やりたいことができた」。あん馬の直後は両手を広げて歓声をあおるようなしぐさ。大舞台を楽しんでいた。

 この大会、日本の体操界を牽引(けんいん)してきたエース内村航平選手らの姿はなかった。一方、若手のホープとして期待されたのが、2014年の白井健三選手以来の高校生代表となった橋本選手。それから市船橋高で練習を積んだ谷川航(わたる)選手(23)=セントラルスポーツ=、谷川翔(かける)選手(20)=順天堂大学=の兄弟。

 この3人は団体5人のメンバーにも選ばれた。なぜ市船橋高の体操部で学んだ選手たちが活躍するのか。

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 「教える時、型にはめすぎると才能をつぶす可能性がある」。そう語るのは、市船橋高で05年から指導する神田真司総監督(60)だ。押しつけるような指導はせず、選手同士で教え合い、体操を楽しめるように目標を与えている。

 そこで急成長した一人が、橋本…

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