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 カルロス・ゴーン被告が国籍を持つブラジルの現地メディアは30日、欧米紙の報道や通信社電を転電する形で、ゴーン日産前会長のレバノン入りを一斉に報じた。

 ブラジル有力紙「フォリャ・デ・サンパウロ」は長行の記事を掲載。ゴーン前会長は無罪を訴えているが、「日本では、起訴された99%以上が有罪になる」と伝え、「たとえ無罪であっても、検察は最高裁まで訴えることができるため、(被告は)何年もの間、裁判に引きずり込まれる」と日本の司法制度を論じた。

 ゴーン前会長は1954年にブラジルで生まれ、6歳の時にレバノンに移住。その後、85年に仏タイヤ大手ミシュランの南米統括としてブラジルに赴任した。

 日産時代にはブラジルへの投資を積極的に進め、リオ五輪では聖火ランナーを務めた。日産の子会社が所有するリオのマンションをゴーン前会長や家族が私的に利用していたとされる。(サンパウロ=岡田玄)