[PR]

 1年の罪やけがれを祓(はら)う「年越大祓式(としこしのおおはらえしき)」が12月31日、奈良市の春日大社であった。清らかな心身で新しい年を迎えようと参列者およそ200人が祝詞(のりと)に耳を傾け、お祓いを受けた。

 午後3時ごろ、境内の二之鳥居をくぐっておよそ10人の神職が祓戸(はらえど)神社の前に並んだ。一人の神職が祝詞を唱えると、参列者らは頭を下げて聞き入り、和紙や麻を小さく切った「切麻(きりぬさ)」を自分の体に振りかけ、お清めをした。その後、けがれを水で洗い流そうと、全国から集められた人や車の形をした「形代(かたしろ)」を境内の水谷川に神職が流した。

 大阪府能勢町から訪れた福有正一さん(78)、美恵子さん(75)は夫婦での海外旅行が趣味。美恵子さんは「お祓いを受け、心身ともにすっきり。楽しい旅を続け、ドイツやヨルダンに行ってみたいです」と話していた。(福岡龍一郎)