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 広島市南区出汐2丁目に残る被爆建物「旧陸軍被服支廠(ししょう)」の保存について考える集会が1日、現地であり、約150人が参加した。

 被服支廠は、爆心地から南東約2・7キロにある倉庫で、1913年に完成し、軍服や軍靴を製造した。被爆直後は臨時救護所にもなった。戦後は大学の寮や運送会社の倉庫などに使われたが、近年は劣化が進み、震度6規模の地震で倒壊する危険性があるとされる。

 現存する4棟のうち、県が3棟、国が1棟をそれぞれ所有している。県は来年度から安全対策に着手する予定で、建物の解体も視野に方針を検討中だ。県がまとめた案によると、3棟とも耐震改修した場合の費用は約84億円、3棟すべてを解体した場合は約4億5千万円かかると見積もっている。県は年内にも案を絞り込み、来年度の当初予算案に計上をめざす考えだ。

 集会を主催した市民団体「旧被…

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