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 アマゾンで起きた大規模な森林火災をめぐり、ブラジルのボルソナーロ大統領が、火災の緊急支援に多額の寄付を表明した米俳優レオナルド・ディカプリオさんを批判した。環境保護に関わり、寄付金を受ける可能性があるNGOが放火に関わっていたとの主張だ。ディカプリオさんは11月30日、自身のインスタグラムで反論し、支援を続ける考えを表明した。

 米CNNなどによると、ボルソナーロ氏は11月28、29日、ネット動画や政治集会でアマゾンの火災について、「NGOの関係者が火をつけた」などと主張。ディカプリオさんを名指しし、「彼はクールな男だね。アマゾンに火をつけるために寄付している」と批判した。ブラジル当局が11月下旬、寄付金集めをもくろんで森林に放火したとして、ボランティアの消防団員4人を逮捕した事件を念頭にしているとみられる。

 この発言の後、ディカプリオさんは自身のインスタグラムに「責められている団体に寄付した事実はない」と投稿。「かけがえのない生態系の未来が危機にひんしている」とも記し、引き続き森林保護活動を支援する考えを示した。

 逮捕された4人の消防団員はアマゾン流域の支援活動で受賞歴がある有名NGOと関係があったとされる。ブラジル当局はNGOの事務所も捜索しており、NGOの創設者は英BBCに「容疑はばかげている」とコメント。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルや環境保護団体グリーンピースなども逮捕を批判している。(梶原みずほ)