熊井洋美、多田晃子
幼い姉妹が東名高速で飲酒運転のトラックに命を奪われる事故から20年がたった。「防げるはずの事故をなくしたい」。千葉市内で1日、しのぶ会があり、両親は訴えた。悪質な交通犯罪を厳罰化する契機となった事故。姉妹らへの賠償金はいま、悲惨な事故を防ぐ取り組みに役立てられている。
「食欲旺盛な妹の周子(ちかこ)ちゃん。ママが『それだけは勘弁』と思った行為は、溶き卵汁の具を手づかみする、納豆を手づかみする、枝豆を殻つきで食べようとする。さあ、どれでしょう?」
千葉市美浜区のレストラン。「しのぶ会」の会場で母親の井上郁美さん(51)の声が響いた。亡くなった3歳の長女奏子(かなこ)ちゃん、1歳の次女周子ちゃんの写真が飾られ、集まった友人や保育園スタッフ、ほかの飲酒事故遺族ら60人余りが、姉妹にちなんだクイズで思い出を語り合った。
両親は、悪質な運転がなくなる…
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朝日新聞社会部