[PR]

 京都の五花街の芸舞妓(げいまいこ)が、芸事の勉強を兼ねて歌舞伎の吉例顔見世(かおみせ)興行をそろって観劇する「花街総見」が2日、京都市東山区の南座で始まった。師走の恒例行事で、桟敷席にあでやかな衣装姿が並び、舞台に華を添えた。

 この日訪れたのは宮川町の芸舞妓たちで、3日に先斗町、4日に祇園甲部、6日に上七軒、9日に祇園東と続く。

 「まねき」と呼ばれる出演する役者の名前が記された看板の下をくぐると縁起がいいという言い伝えがあり、花街総見は例年、顔見世興行の開幕から間もない日に行われている。

 月ごとに季節の花で彩られる舞妓たちのかんざし。12月は餅花と小さな「まねき」だ。幕間(まくあい)に舞妓たちがひいきの役者の楽屋を訪ね、白いままのまねきに名前を入れてもらう風習があった。今は、事前に書いてもらうこともある。

 顔見世興行は先月30日に始まり、今月26日まで開かれる。(佐藤秀男)