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 大学の運動部に所属する学生をめぐり、学業を軽視したり、スポーツ活動に偏ったりするのを解消しようという取り組みが始まっている。スポーツに注力するあまり起こる弊害への懸念が無視できなくなっているからだ。本腰を入れる大学を訪ねた。(中小路徹、藤田絢子)

テスト前に「自主勉強会」

 定期テスト前、体育会の学生が学部ごとの勉強会を開いているのは関西大だ。

 もともとは、練習を優先しすぎて4年生になっても単位がとれずに留年したり、就職活動に支障が出たりする学生を減らそうと、2013年にサッカー部が自主的に始めた取り組みだ。昨年度からバレーボール部、バスケットボール部、弓道部、ボクシング部なども加わった。

 サッカー部の大久保優さん(商学部4年)は、1年時に商業高出身の先輩に必修の簿記科目の特訓を受けた。「おかげで、同級生5人全員が単位をとれました」。体育会学生は体格も大きく、学内でも目立ちやすい。「スポーツだけしていると言われたくない」とサッカー部の奥田慧人さん(経済学部4年)。体育会約2400人のうち、4年間で卒業するために、各学年で目安とされる単位がとれていない学生は1割弱いるが、約240人のサッカー部はごくわずかという。

 武庫川女子大は、海外遠征など長期で授業を欠席する学生の支援に乗り出した。渡航する学生にiPadを貸し出し、事前に録画した授業を視聴してもらう。リポートなどの課題を提出させて、出席と認める仕組みだ。

 今年2月には、米国で研修を行ったゼミの学生がiPadの運用を試した。参加した鍋島英里香さん(4年)は、自身の所属するバドミントン部などでも活用できると感じたという。「こうしたサポートがあれば、遠征から帰ってきて授業に出ても、疎外感なく溶け込めると思う」

■単位取得状況…

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