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 アジア開発銀行(ADB)は2日、財務省出身の浅川雅嗣氏(61)を次期総裁に選んだと発表した。加盟各国の財務相などで構成する総務会の信任投票で、全会一致だった。来年1月17日に就任する。ADBは1966年の設立以来、トップの総裁を10代続けて日本人が務めることになる。

 ADBは日本が主導して設立し、現在68の国・地域が加盟している。今回の選挙は、中尾武彦総裁(63)が今年9月、辞任の意向を示したことを受けて実施された。日本政府が推薦した浅川氏以外の立候補はなかった。

 浅川氏は今年7月まで財務省事務方ナンバー2で、国際金融政策を取り仕切る財務官を務めていた。現在は内閣官房参与・財務省顧問を務めている。浅川氏の任期は中尾総裁の残りの任期を受け継ぎ、2021年11月23日まで。(岩沢志気)