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 冬のあいだ立山連峰などに登山する人の安全指導や遭難者の救助活動をするため、富山県警は2日、上市町伊折に上市署馬場島警備派出所を開いた。毎年冬に開設しており、今季は来年5月15日まで、山岳警備隊員計28人が交代で勤務する。

 開所式では、上市署の伊藤憲悦(けんえつ)署長が「チーム全体に気を配り、安全指導に努めてほしい」と隊員らを激励した。隊員の小薬(こずい)正義警部補は取材に「遭難ゼロを目指して、登山者への指導や情報提供を徹底したい」と述べた。

 県警山岳安全課によると、昨年の冬山期間(12月1日~翌年2月末)に発生した遭難件数は2件。遭難した3人はいずれも登山経験が豊富だったという。冬山は厳しい天候が続き、救助活動が長期化することがあるため、同課では、予備の燃料や食料の準備と事前の天候確認を登山者に呼びかけている。(田添聖史)