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 来年3月封切りの映画「Fukushima(フクシマ) 50(フィフティ)」の試写を見た。2011年3月、東京電力福島第一原発事故の後、原発に踏みとどまった数十人を描いたものだ。

 実際の出来事にかなり忠実だ。高い壁のような津波、原発が壊れるかと思う振動と音、映像の迫力は圧倒的だ。渡辺謙が演じる吉田昌郎所長(故人)だけは本名になっている。

 筆者も当時、東京でこの事故を取材していた。映画を見て改めて考えたのは、「高い放射線下では、だれが作業するのか」という難題だ。福島事故で最も緊張が高まったのは、2号機の格納容器の内圧が異常に上がった時だ。原発関係者に大きな動揺が広がったことを覚えている。

 格納容器が爆発すれば、高濃度…

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