【動画】「石垣参道」染め上げる 百済寺の紅葉=筒井次郎撮影
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 晩秋の百済寺(ひゃくさいじ、滋賀県東近江市百済寺町)に霧がかかった。手前の苔生(こけむ)した参道に散ったモミジと、奥のかすんだ石段のモミジの景色に、しばし息をのむ。

 紅葉の名所「湖東三山」の一つだ。日本に仏教を伝えた朝鮮半島の百済(くだら)の寺を模して、聖徳太子が造営したと伝わる。後に天台宗となり、「小比叡(しょうひえい)」と呼ばれるほど栄えたが、織田信長の焼き打ちで焼失した。現在の本堂などは、江戸時代に再建された。

 ふだんは静かな境内も秋はにぎわう。色づくのが遅い参道は、10月末からの1カ月間で、別世界のように染め上がった。ただ、そんな景色もあと数日。浜中亮明住職(75)によると、間もなく吹く冷たい風で一気に散ってしまうそうだ。(筒井次郎)

 メモ 近江鉄道八日市駅から車で約10分。午前8時~午後5時。拝観料は高校生以上600円、中学生300円、小学生200円。問い合わせは百済寺(0749・46・1036)へ。