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 東京電力は3日、福島第一原発の1、2号機共用排気筒の解体作業で、作業員が高さ110メートルの頂上付近に上がって「人力」で筒を切断する異例の作業を始めた。被曝(ひばく)を抑えるために作業は遠隔操作で進めてきたが、解体装置のトラブルで「最終手段」をとらざるを得なくなった。排気筒の解体は8月に始まったがトラブルが相次ぎ、当初の計画から大幅に遅れている。

 排気筒は、事故時に放射性物質を含む水蒸気を放出する「ベント(排気)」に使われ、高濃度に汚染されている。このため、クレーンでつり上げた解体装置を約200メートル離れたバスの中から遠隔で操作し、上から切断してきた。ところが、11月27日に装置の刃が筒の本体をかみこんで引き抜けなくなり、残りの部分を作業員が切ることになった。

 人力の切断作業は初めて。3日…

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