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 300年以上の伝統を持つ埼玉県秩父市の秩父神社の例大祭「秩父夜祭」は3日、大祭を迎え、豪華絢爛(けんらん)な屋台4基と笠鉾(かさほこ)2基の計6基の山車が市内を勇壮に練り歩き、祭りは最高潮に達した。

 秩父夜祭は、秩父神社の女神「妙見様」と武甲山の男神「龍神様」の年に1度の出会いの祭りとして伝えられており、夜祭は龍神様を武甲山に送る儀式ともされている。

 6基の山車は、それぞれ約100人の引き手によって、「ホーリャイ、ホーリャイ」のかけ声とともに市内を回った。夕方には、最も重いもので20トンある山車が、市役所近くの傾斜角約25度の急坂「団子坂」を、次々と一気に引き上がり、秩父市役所前の「御旅所(おたびしょ)」に到着した。

 夜空には約6千発の花火が打ち上げられ、観客が酔いしれていた。(原裕司)