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 北朝鮮のリ・テソン外務次官(米国担当)は3日、「近づくクリスマスのプレゼントに何を選ぶかは、全面的に米国の決心にかかっている」との談話を発表した。北朝鮮の非核化に向けた米朝交渉について、北朝鮮が期限を年末に設定していることを念頭に、米国に譲歩を強く迫った形だ。朝鮮中央通信が同日報じた。

 談話は「われわれはこれまで最大の忍耐力を発揮し、(対話を維持する)あらゆる努力をした」とし、米朝交渉で譲るべきは米国だと強調した。米国務省のビーガン北朝鮮政策特別代表が「我々は年末という(交渉)期限を設けていない」と発言していることへの牽制(けんせい)とみられる。

 一方、同通信は同日、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が中国国境の白頭山のふもとの両江道三池淵郡で、建設してきた新都市の完工式に出席したと報じた。白頭山は朝鮮民族の発祥の地とされ、正恩氏は重大な決断の前に訪れるとされてきた。(ソウル=武田肇)