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 親がしつけのためだと思っても、たたく、長時間正座させる、食事を与えないなどの行為は体罰にあたる――。児童虐待の防止強化のため、来春施行の改正児童福祉法などに「体罰禁止」が明記されたことを受け、厚生労働省は3日、どんな行為が体罰にあたるかを具体的に示すガイドライン案を有識者検討会に示した。おおむね了承され、年度内に内容を固めて周知を図る。

 ガイドライン案は、しつけとして行われる体罰が、深刻な虐待につながる事例も多く見られると指摘。「しつけのためだと親が思っても、身体に苦痛または不快感を引き起こす行為(罰)は、どんなに軽いものであっても体罰に該当し、法律で禁止される」とした。

 体罰の具体例として、「口で3回注意したが言うことを聞かないので、ほおをたたく」「大切なものにいたずらをしたので、長時間正座させる」「宿題をしなかったので、夕ご飯を与えない」などを挙げた。一方で、「道に飛び出しそうな子どもの手をつかむ」「他の子どもに暴力を振るうのを制止する」などは体罰にあたらないとした。

 体罰ではないが、「お前なんか生まれてこなければよかった」など子どもの心を傷つける言動も、成長・発達に悪影響を与える可能性があるとしている。(浜田知宏)