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 首里城(那覇市)の火災から1カ月余り。遠く離れた石川県白山市で、加賀獅子頭の職人、知田(ちだ)善博さん(57)が、沖縄の人々の悲しみに心を痛めている。竜の彫刻を手がけ、1990年代の復元を手伝った一人。「手伝えることがあれば、何でもしたい」という。

 加賀獅子頭の職人は、1本の木から迫力あふれる獅子の表情を削り出す伝統の技を持つ。その職人だった父の後を継ぐため、高校卒業後、金沢市の彫刻家・今(いま)英男さん(故人)に弟子入りをした。

伝統の技、前回の復元でも

 その今さんに沖縄戦で焼失した首里城の復元への協力依頼が届いた。「たくさんある竜のうろこや、雲を彫るのを手伝ってくれないか」。今さんのもとで7年ほど修業した後、実家に戻っていた知田さんにも声がかかった。呼びかけに応じ、父や叔父と家業のかたわら、制作にあたった。

 「後に残る物だから、いい仕事をして、手を抜くなよ」。今さんが繰り返した言葉が記憶に残っている。

 内閣府によると、首里城の正殿…

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