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 南会津町の会津鉄道会津田島駅に4日、「立ち呑(の)み処(どころ) ちびっと」がオープンした。この駅の待合室では昨年4月、町内四つの酒蔵の日本酒を一杯200円で提供する自動販売機が県内で初めて設置されていたが、一般のベンチが並び、ゆっくりと飲める場所がなかった。町は「列車を待つ間に楽しんでもらいたい」と期待を寄せている。

 「ちびっと」は約10平方メートルのスペースに、会津鉄道で使ったエンジンオイルのドラム缶を再利用した丸テーブルと、酒運搬用ケースを重ねた四角のテーブルが置かれている。

 天井から町内の会津酒造、男山酒造、国権酒造、花泉酒造の四つの酒蔵の前掛けをあしらったのれんが下がり、赤色のちょうちんが雰囲気を醸し出す。隣の売店には、おつまみも売られている。

 町と包括連携協定を結ぶ会津信用金庫が、観光振興に役立てようと企画したもので、この日のセレモニーで星幹夫理事長は「南会津町の魅力を多くの人に知ってもらい、経済活性化につながるよう取り組んでいきたい」と語り、佐竹正則駅長は「鉄道の利用客だけでなく、地元の人たちにも、ちびっと立ち寄れる場として使ってもらいたい」と話していた。(戸松康雄)

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