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 南太平洋のサモアで10月からはしかが流行している。人口20万人の国で今月5日までに4千人以上が感染、62人が死亡した。政府は非常事態を宣言。5、6の両日は病院や警察、消防などを除く政府機関を閉鎖し、ワクチン接種キャンペーンに職員を動員している。

 政府によると、亡くなった62人のうち54人が4歳までの乳幼児。感染者のうち172人が入院中で、子ども19人が重症という。計11万人がワクチンを接種済みだが、「接種率が100%に近づかなければ、子どもたちの将来は免疫で守られたとは言えない」(トゥイラエパ首相)として、5、6日は戸別に接種に回る計画で、接種を受けていない家族がいる家庭は、赤い布か旗を家の前に示すように呼びかけている。

 非常事態宣言に基づいて政府は、5、6の両日の午前7時から午後5時の間は、ホテルや遺体安置所を除く民間部門も営業の停止を命じた。車での移動も医療などの公共サービスで使うのでない限り禁止した。(シドニー=小暮哲夫)

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