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 2019年の世相を反映し、象徴する食を選ぶ「今年の一皿」が「タピオカ」に決まった。食に関する調査、研究を行うぐるなび総研が5日、発表した。地域や年代を問わず日本中を席巻し、社会現象化したことなどが理由。台湾発祥とされるタピオカミルクティーを中心に、タピオカ入りのドリンクがブームとなり、専門店が続々とオープンした。

 タピオカは、芋の一種であるキャッサバからとれるでんぷんのこと。飲み物に入っている粒状のものは、丸めてゆでたもので、モチモチとした食感が人気だ。1990年代、2000年代に続く第3次ブームとも言われるが、今回は規模が大きい。財務省が発表した貿易統計によると、タピオカとでんぷんで作った代用品の今年上半期の輸入量は4471トンで、前年同期の4倍以上に上る。

 タピオカ入りのドリンクを飲む、食べるという意味の「タピる」は、今年の新語・流行語大賞トップ10にも選ばれた。

 「今年の一皿」は優れた日本の食文化を記録に残し、保護・継承するために14年に開始し、今年で6回目。昨年の大賞は、缶詰が人気となった「鯖(さば)」、17年は「鶏むね肉料理」、16年は「パクチー料理」、15年は「おにぎらず」が選ばれた。飲食店情報サイト「ぐるなび」ユーザーの検索履歴などをもとに、会員アンケート、メディア関係者の審査などを経て決定する。(矢田萌)