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 目の不自由な人のため、スマートフォンをかざすと文字を読み上げたり、風景を説明したりしてくれるアプリの活用が広がっている。手助けが必要な作業が一人で出来るようになるだけでなく、子育てに積極的になれる人もいる。

 「赤いずきんの女の子が――」。全盲の石井暁子さん(46)=東京都練馬区=は12月上旬、自宅ソファで絵本にかざしたスマホから流れる音声に耳を傾けていた。抱きかかえた長女杏実(あみ)ちゃん(3)は絵本の文字を目で追いつつ、うれしそうに石井さんの顔を見上げた。

 16年前、網膜剝離(はくり)の手術を経て、視力を失った。知人の紹介で1年半前からアプリを使うようになった。石井さんは障害者の自立を支援する一般社団法人「セルフサポートマネージメント」の代表理事でもある。会議室の番号や洋服の色の確認のほか、小学2年から患う糖尿病の血糖値の計測などでアプリは手放せない。最近、杏実ちゃんが「一緒に読もう」と絵本を持ってきてくれるようになったのが、何よりうれしい。

 「1人でできることが増えた。『見えない』が関係なくなるまで進化するといい」と願う。

 使っていたのは、米マイクロソフトが2017年に発表したアプリ「Seeing AI」だ。開発には視覚障害のあるエンジニアが携わり、今月から日本語版の提供も始まった。視覚障害者のために画面上の文字を読み上げる機能がついているiPhone(アイフォーン)で利用でき、全世界で2千万回以上使われたという。

 膨大な画像学習を経たAI(人…

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